Linux-HAは、幅広いプラットフォームで洗練されたハイアベイラビリティ (フェイルオーバ) 機能を提供し、世界中の数万ヶ所にも及ぶ重要なサイトをサポートしています。
サポート例は、幾つかサクセスストーリーのページでご覧になれます。
また、Veritas VCS、SunCluster、LifeKeeper、ServiceGuardなどのクラスタリング商品と同じくらい使いやすくなっています。
- 基本的なマネジメントではアプリケーションスクリプトを 必要としません。
異常な障害が発生した場合でも、アクティブ・フェンシング・メカニズム(STONITH)が、優れたデータ保全性を提供します。単純なクオラムタイブレーカ(quorum tie-breakers)よりも強力です。
高機能GUI-HAサービスとサーバの設定、制御、監視に対応します。
CIM (Common Information Model) が業界標準のシステムマネジメントをサポートします。
Linux-HAは、ARMプロセッサからメインフレームに至るまで、膨大な数のプラットフォームでご利用になれます。ia32、powerPC、System Z(メインフレーム)の各プラットフォームで(8時間×8日間)徹底したテストを行い、SUSE Linuxがサポートする全プラットフォームで、各リリースの基本テストを実施しています。
リリース2から、自動徹底テスト手順(automated exhaustive testing procedures)をOpenPowerプラットフォームにまで拡大し、最近ではSystem Zサーバでも同様のテストを開始しました。
Linux-HAは、多くのプラットフォームに移植できます。移植にかかわるバグには積極的に取り組んでいます。バグ修正のパッチをぜひお寄せください。
Linux-HAには特別なシェアードディスク要件はありません。
次のようなデータシェアリング設定をサポートしています。
レプリケーション (DRBD, またはアプリケーション特有)
クラスタリングをサポートするSCSI RAID コントローラ (IBM ServeRAID, ICP Vortex)
シェアードディスクに関する唯一の要件は、マウントとアンマウントをサポートしていることです。つまり、SCSIリザベーション(またはこれに相当するもの)には依存していません。
inux-HAは移植性が高く、多くのPOSIXライクなプラットフォームで動作します。 Linux-HAは、ほぼすべてのバージョンに共通して、Linuxの中で最大にサポート・機能します。 ビルドシステムは、RPMとDebianパッケージを自動的に作成し、Gentoo Linuxビルドシステムにも統合されています。 Linux-HAは、ネイティブでSUSE Linux, Mandriva Linux, TurboLinux, Red Flag Linux, Debian, Gentoo などその他数種類のLinuxディストリビューションで提供されていて、Linuxベースの多くの製品のスタンダード要素となっています。
FreeBSDやSolaris、Mac OS/Xに対応しています。
Heartbeat は、お使いのOSやアプリケーションで必要なメモリ+16メガバイト以上のメモリがあれば動作します。 Linux-HAは比較的軽快に動作しますが、一定のコアコンポーネントをメモリにロックします。
RPMが最適です。ライブラリの一部をインストールしたくない場合には、ディペンデンシーの多くがソースから再構成され、自動的に排除されます。glib2(currently 1.2)とlibnet >= 1.1は比較的珍しい依存関係です。GUIまたはCIMを使用するには、GNU TLSライブラリが必要です。
STONITH プラグインは、必要とするライブラリにさまざまなディペンデンシーを作成しますが、インストールには、ほとんど必要ないものです。 Autoconf は、ライブラリを用意していないモジュールを作成することはありません。
Linux-HAは、メジャーなスケジューラーバグが無いものであれば、どのカーネルでも動作します。Linuxについては、Red HatLinux カーネル 2.4.18~2.4.20以外であれば動作します。
カーネル、ドライバ、ファイルシステムなどの依存関係や接続要件はありません。
Version 2.0以降、ノードの固定最大数はありません。最大16ノードまでテスト済みです。この倍以上のノードを使っている方々からレポートが寄せられています。
Heartbeat には現在、次のような管理用ツールが付属されています:
haclient - クラスタを設定、制御、監視するためのグラフィカルユーザインターフェイス
crmadmin - ノードの詳細を示します
cibadmin - 現状設定の照会や変更を可能にします
crm_verify - 設定が有効であることをチェックします
crm_mon - クラスタの現状をテキストまたはHTMLで示します
crm_resource - クラスタリソース/サービスに関するあらゆる事項について照会し、変更します
crm_standby - ノードのスタンバイ状態(リソースを実行する能力)をコントロールします
cl_status - 低レベルノード中心の接続性情報を示します
Heartbeatは、ノード停止を監視するとともに、あらゆるリソースに対応したリソースモニタリングが装備されています。リソースは障害発生時に自動的に再起動します。
Linux-HAは、データコピーにアクセスできるアプリケーションで、クラッシュ時にも正しく再起動できる良好な状態のものであれば、どのようなアプリケーションでもサポートできます。アプリケーション状態を共有する方法の詳細については、データシェアリングアレンジメントをご覧ください。。 Linux-HAでは、さまざまことが行われていますが、自分がやってみたいと思ったら、すでに誰かがやっていたということも十分にあり得ます。Linux-HAは、スクリプトをまったく書かずに、ほとんどのアプリケーションを即座にサポートできます。
Linux-HAでは、さまざまことが行われていますが、自分がやってみたいと思ったら、すでに誰かがやっていたということも十分にあり得ます。Linux-HAは、スクリプトをまったく書かずに、ほとんどのアプリケーションを即座にサポートできます。
Linux-HAは、リソースのあるマシンから別のマシンに移動した場合に必ず MailTo リソースエージェントを通じて通知できる自動通知機能(設定変更可能)を備えています。また、ご自分でも簡単に書くことができます。さらに、ノード障害が発生した場合に、SNMPトラップを発信するSNMPエージェントの実行や、Common Information Model (CIM)のクラスタモデルを通じて、監視・制御することもできます。
商用サポートは、IBMやSUSE/Novellなどの、さまざまなソースから入手することができます。
Linux-HAのプロセッサ使用率はほんのわずかで、一般的には1%を大きく下回ります。フェイルオーバ時間を極めて短く(1秒未満)設定した場合、この使用率は、Heartbeatの要求速度とともに大きくなります。
出発点によって異なりますので、答えづらい質問です。原則として、正しく設定がされている場合、HAシステムは、お使いのシステムのアベイラビリティに「9」を付け足します。この一般原則は、Linux-HAにも当てはまります。つまり、HA導入前のクラスタリングアベイラビリティが99.9%であった場合、システムの結果的なアベイラビリティは99.99%程度になるはずです。管理手順や冗長性を改良することで向上させることができます。
正しく設定がされている場合、Linux-HAは1秒以内に障害を検出できます。障害検出時間は数秒程度に設定するのが一般的です。
リリース2.0.5から、Linux-HAには設定、監視、制御用の使いやすいGUIが付属されています。このGUIのスクリーンショットは、スクリーンキャストと同様に、オンラインで入手することができます。
Linux-HAリリース2には、クラスタの現状を側面からとらえるWebベースと、コマンドラインベースのクラスタ監視機能が付属されています。
また、お気に入りのSNMP使用可能システムマネジメントツールを用いると、SNMPまたはcl_statusツールで基本機能が監視できます。
最先端のシステムマネジメントをサポートするために、CIMクラスタモデルのサポートも提供されています。
Linux-HAは、そのようなコマンドはご用意していませんが、ご自身で簡単に追加していただけます。30行程度のシェルスクリプトを要するだけです。
sshは大変よくできておりますし、またセキュリティにかかわることですので、当方としては、そのような機能の提供は考えていません。
sshまたはGUIを用いて、ノードのリモート管理ができます。リソース設定は、クラスタ内のどのノードでも行えます。CIM管理は、どのクラスタノードでもバラエティに富んだマネジメントオペレーションを行うことができます。
当方が提供するSTONITHプラグインを通じて、再ブートをサポートしています。それには、適切なハードウェアが必要です。
特にありません。